Beautiful figure of steel material by Yano

矢野工業株式会社

YANO INDUSTRY CO.,LTD.

About Us

海と語る、船と語る、
「造る」から「創る」へ・・・

周囲を海に囲まれた日本。
海は世界と日本を結び、人々の生活を支える大動脈であります。
様々な物資は、この海の道を経由し、
海上輸送によって世界の産業と経済発展に大きく貢献してまいりました。
造船産業の未来を確かな技術で支え、
海と船の限り無いロマンを拓いてまいります。

Until a steel ship is made

鋼船ができるまで​ 鋼船ができるまで​

鋼船ができるまでの過程において、ぎょう鉄がどのように関わっているかをご説明します。ぎょう鉄の必要性や、1つひとつの技術によって何が変わるのかなど、高いレベルを要求される加工技術も含めてご覧ください。

01

図面通りに材料をカット

材料を設計図通りにNCマーキングし、切断します。
鉄板の厚さは、8〜100mmと用途によりさまざまです。
このままでは流線形の船体には使えないため、これから加工をしていきます。

02

大型プレスで曲げていきます

大型プレスで、型(木型)通りに曲げていきます。
次に、2次曲げでプレス機を使ってある程度鉄を曲げていきます。木型にピッタリ合わせるところがポイント。
機械でできる「曲げ」はここまで。ここから先は手作業(ぎょう鉄)になります。

03

ぎょう鉄でタテの曲げを加える​

ぎょう鉄技術で「タテ」(3次元曲げ)と呼ばれる部分を曲げていきます。
プレスでは横一辺の曲げしかできないため、ガスバーナーと水を使って縦方向の曲げを作っていきます。
この技術こそが、船体の製造を支える「ぎょう鉄」の技術です。

04

設計通りの曲線になるまで加工

ほんの少しのズレが横に繋がるパーツとのズレに繋がってしまいます。 1mmのズレもなくピッタリ重なり合うことが理想。 木製の木型を使い、設計図通りに加工ができているかどうかをチェックしながら進めていきます。

05

工場内でパーツを組み立て

曲げ加工が完了し、型枠通りのカタチになってきたら、溶接によって細かいパーツを取り付けていきます。
こまかいパーツがたくさんあるので、場所や角度、方向などを間違えないよう確認しながら作業を進めていきます。

06

ブロックを搭載し船にする

パーツが完成したら、クレーンによって移動させ、船に取り付けていきます。
設計図通りきっちり出来上がっていれば、他のパーツとピッタリくっつきます。
あまり曲がっていないように見えるのは、船が大きい構造物だからです。

07

溶接でできた歪を修正

パーツとパーツを組み合わせる際、溶接でくっつけるため熱によって接合部に歪ができてしまいます。
そのままだと船の表面がデコボコになってしまうので、ここでも「曲げ」の技術の出番。高所作業車に乗って、接合部の歪を整えていきます。

08

ぎょう鉄の技術は性能にも影響?​​

船体はそのほとんどが複雑な曲面で、たくさんのパーツを組み合わせて構成されています。
ぎょう鉄で少しのズレがあると船体が美しくなく、スピードや燃費、強度など、さまざまな部分に影響が出てしまいます。

『ぎょう鉄 「 撓鉄 」 と書く』読んで字のごとく鉄を撓(たわ)めること。バーナーと水で温度を調節しながら鉄を曲げていくため、経験と技術が必要となります。
鉄と鉄を繋ぎ合わせる「溶接」は、仕上がりの美しさだけでなくやり方によっては強度にも影響してしまいます。ぎょう鉄と同様、船体を作るのに欠かせないため、高い技術が要求されます。

品質を左右する歪取りは、ブロック・煙突・居住区並びに甲板とありとあらゆる箇所で、溶接の際に熱が加わることで発生する歪を修正するため船の板金屋とも言われています。

鉄板をかなり高くまで吊り上げて作業することが多く、クレーンをコントロールする秘術はもちろん、重い鉄板を落とさないためにも、しっかりとした知識と技術を持つ作業資格が必要となります。

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